中国、インフレを世界の他の地域に波及させたとして米国を非難

イスタンブール

米国はドル覇権を利用しており、それが自国のインフレを世界の他の地域に広げていると中国は木曜日に主張した。

中国外務省の汪文斌報道官は首都北京での記者会見で、「米国は世界最大の経済国であり、主要な国際通貨の発行国である」と述べた。

汪氏は米国に対し「責任ある財政・金融政策」を実施するよう求め、それが世界経済への重大な波及効果を回避すると述べた。

文斌氏は「米国は長年にわたりドル覇権を利用し、無謀な借り入れを行い、危機を転換し、際限のない量的緩和を追求してきた」と述べた。

さらに「中国は米国に対し、責任ある財政・金融政策を採用し、他国経済と連携し、国際経済・金融の安定を共同で守りながら世界の回復に貢献するよう求める」と述べた。

ほとんどの経済学者は、世界的なインフレは新型コロナウイルス感染症のパンデミックに端を発する経済の歪みやロシア・ウクライナ戦争の影響によるものだと主張している。